半月板が損失してるから正座ができない。←これ間違い

こんにちは。
岡山県で、痛みを回復させるPST整体と、太極拳の身体の使い方を教えている西山です。


【半月板損傷してるから正座ができない。】

そんなご相談をよく受けます。
実際に多くの半月板損傷と診断された方を整体してきました。


その経験上言えるのは、

「半月板損傷しているから正座ができない。」はただの思い込みで、間違った認識です。🦵

なぜかと言うと、実際に筋肉を緩めるだけでほとんどの方は正座ができるようになるからです。机上の空論ではありません。


よく考えると分かる事なのですが、
真っ直ぐ立って膝に体重をかけたときに痛いなら、半月板に体重がかかるのでまだ分かります。

ですが正座の状態では、膝関節は開いて半月板は開放されるので負担は無くなるはずです。
逆にむしろ痛みが楽にならなければ理屈に合いません。



では、正座ができない本当の理由は何かというと、
太もも全面にある筋肉の過緊張によるものです。



太もも全面の筋肉〈大腿四頭筋〉が疲労により過緊張すると膝関節が曲がらなくなり、無理に曲げようと筋肉が引っ張られ過ぎて痛みが出ます。
※原因には個人差があります。


【半月板損傷してるから正座ができない。】
という認識は間違いで、

【半月板損傷するくらい太ももの筋肉が固くなったので正座ができない。】

が解剖学的に正しい表現になります。


もちろん損傷具合にもよりますが、本当に重度の半月板損傷であれば緊急手術になるでしょう。

そうではなく、
しばらく湿布や痛み止めで様子を見る感じであるならば、筋肉をちゃんと緩める事で正座ができるようになる可能性はかなり高いと言えます。