一般病理学によると
成長期の10歳~15歳前後、主に膝下に痛みが出る疾患で、1903年にオスグッド医師とシュラッダー医師が発表しました(カカトの成長痛もあります)。
原因はスポーツなどで膝の曲げ伸ばしを繰り返すことによって、膝下の脛骨粗面に牽引される力が働いた為と考えられており、スポーツをしている男子に多く、運動時に症状が強く出ます。痛みの程度は動かすと痛い、押したら痛い程度から一人では歩けない程まで様々です。
一般的な治療法は安静が主であり、キックやジャンプ動作を禁止され、膝に遊離している大きな骨片がある場合は手術摘出の場合もあります。
PSTメソッドでは
オスグッド病は成長痛だから安静にして放っておけば勝手に治ると言われたことは有りませんか?
確かに安静にしているだけでもかなり回復していきます。しかし、症状が重い場合、長いと1年以上も痛みが続くこともあり、治った頃には学校を卒業と言う場合もあります。
運動部に所属している子や、プロを目指している子にとって、自分の運動能力と関係なく、「痛い」と言うことで練習が出来なかったり、大会に出られないことは本当にくやしく、身体以上に心が痛みを感じてしまいます。また、それによって実際に今しているスポーツをやめてしまう子もいます。
当院では、オスグッド病は、まだ出来上がっていない不安定な身体の成長時期に、「十分なケアをしていなかった為」に、疲労が溜まりやすくなり、筋肉が硬くなったことが本当の原因と考えております。
それによって、主に太ももの前側の筋肉が硬くなり、膝下の靭帯がついている場所が引っ張られて剥がれそうになったり、一部損傷している状態と捉えております。
その為、基本的には、太ももの前側の筋肉を柔らかくし、膝下の剥がれている箇所をくっつける施術をします。
実際の施術の際には、オスグッドと診断されていても、膝とは別の場所に原因があったり、半月板損傷など、別の疾患も併発していることもあり、プロの知識と技術が必要になります。
既にこの方法で300名以上の方が回復されており、そのうち約8割が1週間以内に3回の施術で回復され、軽症であれば1回、重い方でも多くて8回ほどの施術で回復しております。
オスグッドシュラッダー病や成長痛と診断され、痛みがなかなか引かない様でしたら、より悪化してしまう前にお早目にご来院ください。
キーパーと交錯打撲した影響で、膝がほとんど曲がらなくなったオスグッド病が回復!
ゴールキーパーとの衝突をきっかけに膝が痛みだし順調に回復中のお話を伺いました。
ー いつからどのような症状でしたか?
母:最初は、練習中にスライディングシュートをした時に、キーパーとぶつかって膝を打撲してしまい、そのあとしばらく動けなかったんですね。
それから「痛い、痛い」と言ってて、1週間くらいずっと痛かったんですけど、打撲の痛みかな?と思い、そのまま病院には行かずにいました。
痛みがあるうちは、氷をあてたり冷湿布をしたりしてだましだましやってて、いったんはよくなったんですけど、その後また「痛い」って言いだしたんです。
ー その時はどんな痛みでしたか?
母:授業中にじっと座ってて、立ち上がる時に痛くてしばらく動けないとか、階段登るのも痛いとか、朝起きてちょっと触るのも痛いと言っていましたね。
子:最初の頃よりひどくなった感じがしました。
打撲に似た感じ。出っ張ってるとこを押すと痛かった。
これは打ち身による痛みではないのかなと思いまして、整形外科に行きレントゲンを撮ると、膝下の骨が前に出てきていると言われ、「これはオスグッドでしょう」という診断がでました。
「とりあえず運動しなければ痛みは和らいでいくので、しばらく休んでください」と言われたので、「痛みは取れるんですか?」って聞いたら、「成長がとまれば痛みは治まるけども、あとは運動しなければ痛くはないよ」って言われました。
今6年生なんですけど、18歳くらいまではだぶん成長していくと思うので、「それまでずっと痛いのかな」と思って、ど~んと落ち込みましたね。そう言われてビックリしたよね。
子:うん。
母:「運動できないんですか?」って聞いたら、「後遺症は特にないと思うから、痛くてもよければ運動してもかまわないけれども」って言われました。
じゃあ、ずっと痛みを我慢しながら運動して行かなきゃいけないのかなって…。
子:走ると、周りの友達とかに「大丈夫?」とか心配されて、やめといたほうがいいって言われてた。
ー 当院はどの様に知りましたか?
母:私がインターネットでみつけました。
なんとかしてくれる所はないかと探していたんです。
ー ホームページを見た時の感想はどうでしたか?
母:もう、すごいびっくりしました。
運動をやめない限りは痛みはとれないものだと思っていたので、オスグッドで苦しんでた子供たちがこちらで痛みがとれたっていう症例を見て、最初は半信半疑だったんですけど、とにかく治療方法がないわけですからなんでもやってみようと思いました。
保険がきいたら嬉しいんですけども、もうとにかく金額よりも良くなってくれれば…って最初は思いました。
ー 今日は2回目ですが、今はどのような状態ですか?
子:最初は歩くのも痛かったけど、それはもう良くなってきてて、1回目でジョギングもできるようになってきた。
全力で走るのはまだちょっと痛い。
母:そうですね。昨日は正座もできなかったんですけど、今日やってもらった後はできるようになってました。
次の試合に是非間に合わせたいなぁと思っているんです。
先生に、「ずっと休んでいたから、いきなり動き出すと筋肉痛になるかもしれない。そうすると、また逆に悪化してしまう状況になることもあります。」って言われたので、なんとかそれは避けなければいけないと思います。
ー しっかりケアをしていきましょうね。最後に同じ症状に悩む方々に一言お願いします。
子:ここでしっかりよくして、ストレッチを教わって、みんな早く回復してほしい。
ー 本日は貴重なお話をありがとうございました。
*後日、このようなメールをいただきました。
「おかげさまでその後順調に痛みが取れて、サッカーを続けています。
施術直後の大会も万全な体調では無かったものの、「また治療すれば大丈夫」という安心感に支えられて全力で試合に挑みまして、活躍する事が出来ました。
年明けの大会と二大会連続して優秀選手に選ばれて、充実感と達成感でいっぱいなまま小学生のサッカー生活を締めくくる事が出来ました。
本当に感謝しています。ありがとうございました。」
今後のさらなる活躍に期待しています☆